修斗伝承 ROAD TO 20th ANNIVERSARY FINAL 五味参戦
大歓声に迎えられてリングに登場した五味は「修斗が好きだということと、僕が一番最初にデビューした場所。恩返ししたいと思いました」と、03年8月以来の約6年ぶりとなる修斗凱旋を前にファンにあいさつ。そして、「強いヤツがいるんだったら、戦いたい」と語った五味の前に現れたのが現修斗ウェルター級世界王者・中蔵だ。
「色々と面白いこと言おうかと思ったんですが、こうして立つと、五味選手を尊敬している気持ちもあるし、熱い試合をして倒してやろうという気持ちとか、色々と混じって言葉にならない」と複雑な心境を吐露した中蔵。そして「うまく戦います」と抱負を語ると、五味は「お前のことはよく知らないけど、お前を倒す!」とひと言。さらに直後に自ら歩み寄り胸をつき合わせて視殺戦を繰り広げるなど、早くも戦闘モードだ。
「アンタ、今そんなこと言える立場と違うやろ!」と言い返す中蔵を無視し、さっさとフォトセッションに収まる五味。握手を求める手も無視して、早々とリングを後にした。
「こんなにムカついたのは久しぶりですね。向こうに乗せられた」と、大会終了後の囲み会見で頭をかいた中蔵。だが、修斗の現王者は自分であり「もちろん看板を背負いますよ。戦争ですね」と、五味打倒へ目をギラつかせた。
なおこの一戦はノンタイトル戦、ウェルター級5分3Rで行われる。
一方、ルミナを迎えて防衛戦に臨むリオンは「10年前の修斗10周年大会の佐藤ルミナvs.宇野薫戦を見て、自分は修斗を始めました。20周年というこのタイミングしかないと思って、ルミナさんと試合をさせていただきます。防衛戦なんで頑張ります」とあいさつ。
チャンピオンからの“指名試合”となったルミナは「ランキングも9位だし、タイトルに挑戦にしていいのかな?というのが、最初の正直な気持ちだった」と明かしたが、今では「でも、ランクの上を見たら、ごそっと抜けているし、実際に次にやれる選手と言えば彼しかいない。それにチャンスだと思いますし、今ではモチベーションも上がっています」と、ベルト奪取へ気合十分。また、「僕も今年で選手生活15周年の節目の年なので、集大成を見せます」と、“カリスマ”の15年分すべてをぶつける覚悟を誓った。
■修斗伝承 ROAD TO 20th ANNIVERSARY FINAL
5月10日(日)東京・JCBホール 開始16:00
【決定対戦カード】
<ウェルター級 5分3R>
中蔵隆志(シューティングジム大阪/同級世界王者)
五味隆典(久我山ラスカルジム)
<修斗世界ライト級チャンピオンシップ 5分3R>
[王者]リオン武(シューティングジム横浜)
[挑戦者]佐藤ルミナ(roots/同級世界9位)
+++こちら+++



- 関連記事
-
- ストレートに極太も!カップ焼そばの“麺”が進化
- 修斗伝承 ROAD TO 20th ANNIVERSARY FINAL 五味参戦
- 村田が肉離れで戦線離脱 WBC日本、栗原を招集

