タイブレーク、WBCでも
国際大会では既に、昨年の北京五輪で取り入れられた。この時は延長10回を終えて同点時に11回無死一、二塁からスタート。ただし、10回終了時点のオーダーを基に任意の打者から打席に入り、打者の直前の打順から2人が走者になった。同五輪で日本は1次リーグ最終戦で米国と0-0のままタイブレークに突入。延長11回に先攻の米国が4点、後攻の日本は2点どまりで敗れた。
日本代表の伊東勤総合コーチは「(五輪に比べて)WBCは始まる打順がはっきりしている。攻撃の方はそんなに気を使うことはないかもしれない」。日本の選手は進塁打や送りバントに慣れており、どうすれば好機を広げられるか、得点に結び付けるかは、普段の野球の延長線上にある。
内野守備では相手が仕掛けるバントなどへの対処も必要だが、こちらもいつも通りにこなせば問題はないはず。「あとは投手の使い方。要はタイブレークまでもっていかなければいい」と伊東コーチ。「タイブレークがないとは言えないが、それを見越して戦うことはない」と付け加えた。
投手の球数制限と同様、WBCで採用されるルールに対して日本代表の原辰徳監督は「戸惑わず、どう戦うか意識を持ってもらう」と位置付けている。準備を的確に整えれば、それほど神経質になる必要はないだろう。・・・こちら



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