高橋尚子が引退会見「完全燃焼できた。さわやかな気持ち」
笑顔で会見場に現れた高橋は晴れ晴れとして表情で着席し、「本日を持ちまして引退を決意しました」と、引退宣言。さらに、「3大会連続(マラソン競技)出場という大きな目標を掲げてきましたが、体力の限界を感じ、完全燃焼ができたので、さわやかな気持ちです」と語った。
引退を決意したきっかけについては、足の故障や調整不足がいわれたが、「なにかあったわけではなくて、プロ高橋としての走りができなくなった。納得いく走りができなくなった」と多くのスポンサーを抱えるプロマラソンランナー高橋の苦悩をのぞかせた。
高校、大学時代はだった高橋を一流ランナーに育て上げたのは小出義雄氏だったが、05年5月に10年に及んだ師弟関係を解消し、専属スタッフと「チームQ」を結成して北京五輪を目指す態勢を整えたが、復活はならなかっった。特定のコーチを付けないことで私生活から練習メニューまですべてを一人でしなければならなかったことも大きな負担となったが、小出氏から離れたことには、「大変だったことはありません。離れるときに引退しようと思っていたんです。もし、離れていなかったら、もっと早く引退していたと思います」と否定した。
高橋は岐阜・県岐阜商高から大阪学院大を経て、社会人となってから小出義雄氏の下で才能を開花。シドニー五輪は陸上界に戦後初の金メダルをもたらし、国民栄誉賞にも輝いた。
01年ベルリン・マラソンでは2時間19分46秒の当時世界最高を樹立したが、連覇が期待された04年アテネ五輪と、08年北京五輪は代表を逃した。マラソン通算11戦7勝。・・・こちら
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