ソニー、デスクトップPC開発中止
ソニーのパソコン「VAIO」で、3点セットのデスクトップ型は高性能機「タイプR」の1機種だけだが、20日に発売する新モデルは本体がモニターの背面部に一体化された。今後も「本体が別にある典型的なデスクトップ型は作らない」(パソコン事業幹部)という。
デスクトップ型は拡張性が高く、CPU(中央演算装置)、記憶装置で高性能品を搭載しやすい。また、ノート型より製造コストが安く、最近では5万円を切るものも少なくない。
ソニーは過去、典型的なデスクトップ型を最大4シリーズ展開したが、省スペース化して「ボードPC」と呼ぶ一体型の比率を増やしてきた。
本体・モニターの一体型は米アップルの「iMac」をはじめ、NECや富士通などが販売。最近は最大手の米デルも本体を大幅に小型化するなど、パソコンの省スペース化の動きが加速している。一方、ノート型を得意とする東芝は、法人向けを除いてデスクトップ型を扱っていない。逆に、1982年に投入したデスクトップ型「PC98シリーズ」をヒットさせたNECは、「映像や音響性能が高い」点を評価して、現在も多くのデスクトップ型製品を持ち、メーカーによって戦略の違いが一段と鮮明になってきた。
3点セットのデスクトップ型は、今後も法人向けや高性能モデルとして残る見通しだ。ただ、居間のテレビをモニターとして用いる製品など新しいスタイルのパソコンが商品化。それに伴ってパソコン本体を円筒型にした製品が生まれるなど、パソコンの形状は大きく変わろうとしている。・・・こちら
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