ピリピリ北京 活気ない夜の街
スナックやカラオケ店などでは7月に入ってから、連日のように経営者が公安局などに呼ばれ「風紀上、女性従業員の数を減らせ」と“指導”を受けているという。
日本人が経営する漫画喫茶は、場所が地下3階にあるという理由だけで営業停止を告げられた。関係者は「街を巡回する治安要員の目が届きにくいうえ、電波が届かないため当局が盗聴できないからだろう」と推測する。
飲食店などに警察官が入り、身分証明書の提示を求めるケースも多い。パスポートの不携帯などで警察官とトラブルを起こした日本人が国外退去処分を受けるケースもすでに起きている。トラブルを避けるため、五輪期間中の夜の外出禁止措置をとった日本企業もあるという。
ある店員は「治安当局は今、みなピリピリしているので、飲み屋などで絶対にけんかをしてはいけない。『五輪妨害』という重い罪に問われかねない」と真顔で話す。仕事を終えると、まっすぐ帰宅する市民が増えたという。
がらんとした夜の街には空車のタクシーだけが目立つ。運転手からは「五輪の間は商売にならない」とぼやく声も上がっている。・・・こちら
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