ソフトB杉内股関節痛悪化、五輪辞退も
症状はキャンプ初日の19日に現れた。キャッチボールの際に痛みを感じたという。東チーフトレーナーは「昨日、今日は動いてないが、徐々に痛みが強まっている」と説明した。昨年の春季キャンプでも股関節を痛め、シーズン中も苦しんだ。杉内は「(昨年と比べても)良くないように思う」と話し、22日にMRI(磁気共鳴画像装置)など精密検査を受けることになった。
今季15勝(6敗)を挙げたチームの稼ぎ頭は、12日に発表された北京五輪アジア予選決勝リーグ(12月1日~3日・台湾)に臨む日本代表最終候補メンバーに選出された。ただ、シーズン終了後の思わぬ負傷で、30日に始まる代表の合同自主トレや合宿の参加に黄信号がともった。報告を受けた王監督はあくまでも治療優先の考えを示した。「前にもやった個所でしょ? 秋から冬にかけては体調が悪い人は治療に専念させる。杉内も悪いのなら、代表チームに迷惑をかけてもいかんしね」。杉本投手コーチも「(強行参加は)本人もやりにくいだろう」と話し、球団幹部も結果次第で辞退する可能性を否定しなかった。
杉内は五輪史上初めてメダルを逃した00年シドニー大会にアマ選手として出場。北京五輪出場となればプロ入り後、初となるだけに意気込みは強かった。それだけに「(辞退するかは)病院に行って、結果次第ですね」と声を沈ませた。診断結果は球団から代表チームにも伝えられ、辞退を含めた今後の対応を協議する。ソフトバンクはもちろん、星野ジャパンも杉内の診断の行方に注目している。・・・全文



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