FA久保、DeNA入り 先発機会求め移籍

　DeNAは阪神からフリーエージェント（FA）宣言した久保康友投手（33）の獲得が決まったと発表した。久保は今季、救援で44試合に登板して3勝4敗6セーブ、防御率2．85。先発登板の機会を求め、DeNAのほかに阪神とも残留の可能性を探って交渉していた。
　DeNAは中畑監督が就任してからの2年間、シーズン2桁勝利を挙げた投手がいない。先発投手の補強は急務で、交渉に際し監督自ら久保に電話をかけ、先発陣の一角として戦力になってほしいと申し入れていた。
　久保は大阪・関大一高、松下電器を経て2005年、ドラフト自由獲得枠でロッテに入団。同年に10勝を挙げて新人王に輝き、09年に阪神に移籍した。9年の通算成績は233試合の登板で68勝63敗、防御率3．67。