<猛暑日>「冷感グッズ」商戦が過熱
94年に「熱さまシート」を発売し、冷感グッズのパイオニア的存在である小林製薬は今夏、冷感成分を通常の3倍に増量した「熱さまシート 強冷感タイプ」(16枚、298円)を数量限定で発売した。またシャツにメントールを吹き付けて冷感を持続させる人気商品「シャツクール」を進化させ、暑さを感じやすい頭皮にガスを直接噴射し、ムレを解消する「ヘッドクール」(85グラム、546円)も投入した。
同社は、今年度上期の冷感グッズの売上高を前年同期比33%増の51億円に引き上げる計画。強気の背景には、「節電協力で、職場でも家でも不快感は増す一方。暑さ対策の潜在ニーズはまだまだ掘り起こせる」(同社)との読みがある。
デオドラント(制汗・消臭)商品で冷感タイプの売り上げを伸ばしているマンダムも、主力顧客層である若年男性からの「クール感が足りない」「もっと体を冷やしたい」という指摘を受け、強い冷感が長続きするボディーローション「ギャツビー アイスデオフリーザー」(140ミリリットル、735円)を投入した。
同社の制汗・消臭商品は元々男性向けだったが、「最近は女性の使用者が増えている」(同社)ため、スプレーやパウダーなどの商品にフルーティーな香りを追加。女性向けの拡販に本格的に乗り出した。
女性向けの冷感グッズは、化粧品メーカーも相次いで新作を投入している。ノエビアは、洗顔後の肌の手入れに使う保湿化粧品市場向けに、8種類のシトラスハーブエキスを配合して肌をひんやりと引き締める冷感保湿ゲル「クールコラーゲンゲル」(120グラム、7140円)を発売した。花王も、含んだ水分が肌ではじけてひんやりとした感触が得られる「プリマヴィスタ ひんやり実感おしろい」(16グラム、3360円)を夏季限定で発売した。
冷感グッズは、東日本大震災後の節電機運の高まりを受けて昨夏、市場が急拡大。市場調査会社のインテージの調べでは、冷却シートなど冷却用材の昨年の売上高は152億円で、前年比38%増だった。
暑くてまじ参っちゃうよね。
だからと言ってなんにもしないけどねw
冷房超欲しい。
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