阪神・榎田、登録抹消で球宴辞退…協約で復帰最短でも8・5
前夜の劇的なサヨナラ勝ちの裏で、チームにとって痛いアクシデントが発生していた。榎田の出場選手登録抹消。開幕から、藤川につなぐ役割を任されていた左腕が、左肘の関節痛で離脱する緊急事態だ。
この日の試合前、常川チーフトレーナーが榎田に関して「昨日の登板後、左肘の異常を訴えてきました。左肘の関節痛です。力が入りづらいということです」と発表した。現時点で全治は不明。中日・ブランコに代わって20日からのオールスターに2年連続で選出されていたが、この日に中日・高木監督と阪神・和田監督が確認を取り、出場辞退が決まった。
榎田は、14日のヤクルト戦の八回に登板して畠山に同点2ランを浴びた。登板後に痛みを訴えたが、投球にも何らかの影響を及ぼしていた可能性もある。今季はここまで、37試合で2勝1敗18ホールド2セーブ、防御率2・16という成績。ただ、5試合に登板した7月の月間防御率は11・57という成績で、調子は下降していた。
この日は甲子園の試合前練習に姿を見せたものの、ノースローで練習を終えて「調子も良くないんで。体のことも考えて」とだけ話した。16日から鳴尾浜でリハビリを開始予定で、常川チーフトレーナーは「(病院は)様子を見て。何日かはノースロー」と説明した。
球宴を辞退することで、協約により球宴明けから10試合の出場停止に。出場可能となるのは早くても8月5日の広島戦(マツダ)からで、最短でも3週間は離脱する形となる。今後は、福原や筒井を中心に八回を埋めていくことになりそうだが、この日に失点した渡辺と加藤の2人にも期待がかかる。
山口投手コーチは「ブルペンのみんなでカバーできれば」と話したが、和田監督も同じ気持ちだ。「もちろんやり繰りしていかないといけない。2人(渡辺と加藤)もそうだし、他のメンバーで埋めていくしかない」と、他の投手陣の奮起に期待を寄せた。
藤川と福原が負傷から復帰したかと思えば、次は榎田という負の連鎖…。試練は続くが、チーム一丸となって穴を埋めていくしかない。
あぁ、辞退の辞退ですか。


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