トマトに新たなパワー!運動疲労を軽減
「トマトが赤くなると医者が青くなる」(医者いらずの意味)との諺が遠くヨーロッパにはあるようだが、やはり体にはいいらしい。
食品メーカーのカゴメと鈴鹿医療科学大(三重県鈴鹿市)の共同研究チームが、運動前やその合間に100%のトマトジュースを飲むと、疲労が軽減することをマウス実験で突き止めた。
研究では、運動の1時間前にトマトジュースを飲ませたマウスと、運動直後に飲ませるマウスを1時間走らせ、6時間後に血液検査を行い、疲労の度合いを示すタンパク質の血中濃度を調べた。
その結果、運動前に飲ませたマウスの疲労度は、運動後に飲ませたマウスの7割にとどまったという。
鈴鹿医療科学大薬学部の佐藤英介教授は「今回の試験で、運動前または中間の摂取により、運動後の血中疲労バイオマーカーの増加が抑えられることが明らかになった。今後は有効成分の特定を行う」と話している。
トマトと言えば、酒を飲むときに食べると血中のアルコール濃度が低下し、悪酔い防止につながる可能性が判明している。さらに脂肪燃焼効果があることも分かり、メタボリック症候群に悩むお父さん方からは救世主扱いされている。
まさにいいことずくめのトマトパワー。効果が知れるたびにスーパーで品薄状態になり、売り切れたりするのが悩ましいところだが…。
またトマトガートマトガーかよ。
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