社会人野球 秋の日本選手権、開催前倒しへ シーズン短縮のため

　社会人野球を統括する日本野球連盟の市野紀生会長は静岡県熱海市で開かれた指導者研修会で、今年は１１月開催となった日本選手権（京セラドーム大阪）について２０１４以降、１０月中に大会を終える“前倒し開催”を検討していることを明らかにした。

　選手がより長く社業に就けるようシーズンを短縮するのが目的。都市対抗野球は先に今夏から０２年以来、１０年ぶりに開催が７月へ前倒しされた。市野会長は「選手権も１０月に終わらせたかったが、球場使用でプロ（オリックス）との調整が難しく、来年までは無理」との見通しを示した。

　日本選手権の開催前倒しには、オリックスが２位以内でクライマックスシリーズへ進出すれば、球場使用が重複するリスクがある。連盟関係者は「その場合、昨年の都市対抗（１０月２２日から京セラドーム大阪で開催）と同じく、プロの使用期間は大会を中断するといった対策が考えられる」としている。

　
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