球児、優勝してメジャー!決意の単年契約、来オフ海外FAへ
憧れ続けた米球界への思い。来季中に海外FA権を取得する藤川がテレビ画面を通して、その胸中を激白した。07年オフに初めて球団へポスティングでのメジャー移籍を訴えてから4年。「阪神ではポスティングはダメということでしたけど、来年は僕の意思でOKになる。選択肢が増えるのはうれしい」と心情をストレートに表現した。
今季取得した国内FA権の権利は行使せず、球団が提示した複数年契約を断って単年契約での残留を決めた。番組内で共演者からメジャーを意識してか?との鋭い質問が飛ぶと「それもありますし、複数年になってケガして同じお金をもらうのはイヤ。僕は阪神の生え抜きなので、複数年でケガしてダメだったら辞めるべきだと思う。阪神にお世話になっていますから」と持論を展開した。
生え抜きの主力選手が少なくなった今、独自の美学を口にした藤川。今年で31歳を迎え、残された野球人生とも真剣に向き合っている。「まず阪神に迷惑をかけたくない。それだったら他のとこに行って、自分で選択して。ペットじゃないけど、死に場所を自分で選びたいというのもある」。愛着ある球団だからこそ、力がなくなってまで迷惑をかけたくないとの思いは偽らざる本音だ。
来季へ向け「来年は優勝したいし、心のどっかでは再来年どうしようかというのもある」と現在の心境を明かした。JFKの一角としてリーグ制覇に貢献した05年から、今年で丸6年も優勝から遠ざかっている。
番組内で「優勝したいですね」という言葉を何度も口にし、共演者から優勝してメジャーか?との問いには「それはそうでしょう。優勝して行かないとカッコ悪い」と力を込めた。すでに来季へ向けて自主トレを開始し、和田監督とも会談したことも打ち明けた。
番組の冒頭では今オフ、海外FAやポスティングでメジャー移籍を目指すソフトバンクの和田、川崎、西武・中島らの名前が紹介された。そこで「この中で僕が最初に、アメリカに行きたいと言った」と苦笑いで明かした。育ててくれたチーム、愛してくれたファンに「優勝」の2文字で恩返しを‐。そして憧れ続けた最高峰の舞台に挑む決意を、球児は抱いている。


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