ニコニコ動画でハリウッド映画の配信開始
今回追加される「映画」カテゴリーでは、ワーナー・ホーム・ビデオと提携し、サービス開始時にハリウッド映画を約100タイトルを用意する。また、最新タイトルの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」は、Blu-ray/DVD版発売日となる16日の0時(15日24時)から生放送形式の「ニコニコ映画上映会」で配信される。
「映画」カテゴリーの配信タイトルは有料で、好きな時に見られるVOD(Video On Demand)は新作400円、旧作300円。視聴期間は2日間。また、視聴期間が無期限のEST(Electric Sell Through)も用意され、こちらの形式の場合は1タイトル1000円~。プレミアム、一般会員とも同一価格で、コンテンツの購入にはニコニコポイントを利用する。どちらもクラウド型サービスで、ダウンロードして保存などはできない。
一方、生放送の形式で開始時間を決めて配信する「ニコニコ映画上映会」では、ハリウッド映画などの最新タイトルを含むラインナップを用意。プレミアム会員は新作100円、旧作50円で視聴できる。一般会員は新作400円、旧作300円。
いずれもニコニコ動画の仕組みを利用して、画面上にコメントを投稿できる。VODおよびESTでの配信では、視聴する度に最新のコメントが表示される。
14日に行われた発表会では、ドワンゴ取締役の夏野剛氏が登壇。「コメントで楽しむスタイルは、突き詰めていくとハリウッド映画にいく。映画は何度も見る。また、誰と見たかも重要」と映画の視聴のありかたを分析し、映画をニコニコ動画のスタイルで見られることを「人類史上、例のない映画鑑賞スタイル」とアピールした。
ニコニコ動画ではこれまでも映画プロモーションの一環として生放送形式で配信したことはあったものの、カテゴリーを常設し本格的に配信するのは今回が初めて。「映画はグッと引き込まれるが、ツッコミたくなるキャラクターも出てくる。シリーズを見てきた人なら、あん時、ほらほら、と盛り上がれる」と、大人数で視聴する楽しさを説き、「日本の映画を含めて、新しい視聴スタイルを広げ、新しい市場を切り開いていきたい」と意気込みを語った。
ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション ジェネラルマネージャーの福田太一氏は、「ワーナーはハリウッドナンバー1の映画スタジオで、世界で最大のエンターテイメントスタジオ。本社でもニコニコ動画には興味を持っており、配信すると聞いて真っ先に手を挙げた」と、積極的に関わってきた様子を紹介し、「100本以上の映画を提供し、テレビシリーズも提供する予定」と映画にとどまらずコンテンツを提供していく方針を示した。「このサービスは映画鑑賞のターニングポイント。新たな起爆剤になる」と同氏は大いに期待している様子を語った。
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