ヘキサゴン打ち切り
紳助さんが引退会見で「芸能界での思い出」として名前を挙げるほど、思い入れの強かった番組が、紆余(うよ)曲折の末に姿を消すことになった。
突如、名物司会者を失ったヘキサゴンは、後任を探せず、2週間休止。今月7日と14日放送分は、FUJIWARA・藤本敏史(40)や上地雄輔(32)らヘキサゴンファミリーから代役司会を立てることで、しのいだ。
視聴率は、紳助さんが出演したラスト3週平均が11・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったのに対し、7日は10・9%(同)。ほぼ横ばいの数字とはいえ、“紳助カラー”が強かっただけに、番組関係者は「紳助さん抜きでは限界があり、成立しない部分もある」として、続行不可能の結論を下した。
最終回となる28日の放送は「卒業式」と銘打った2時間スペシャルで、FUJIWARA、上地、つるの剛士(36)、木下優樹菜(23)らヘキサゴンファミリーが勢ぞろいする。司会はコーナーごとに、ルーレットで決めるという。
ヘキサゴンはもともと、02年7月に深夜帯で前身番組がスタート。03年4月には紳助さんが司会となり「クイズ!ヘキサゴン」としてゴールデンに進出した。05年10月から「‐2」にリニューアルすると、出演者がクイズの珍回答を連発し、“おバカブーム”を巻き起こした。派生ユニット「羞恥心」と「Pabo」は、08年にNHK紅白歌合戦に出場。一時代を築いた人気バラエティー番組だったが、司会者の電撃引退により不本意な形での幕引きとなった。
後番組については、現在協議中。10月は改編期特番、11月はバレーボールW杯中継、12月は年末特番を放送することで対応し、新番組の登場は年明けになる見込み。紳助さんの引退で激震が走ったテレビ業界だが、完全決着は越年となりそうだ。
残念でもないし当然。
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