五味隆典がADCCアジア予選で優勝
男女6階級・65人が参加した中、最大の注目を集めたのは77kg未満級に出場した五味隆典。PRIDEのレジェンドにして現役UFCファイターの参戦とあり、対戦相手の当たりも軒並み厳しい戦いとなったが、五味は初戦で額をカットするアクシデント(※偶然のバッティングによるもの)に見舞われながらも4試合を勝ち抜き優勝。
その内容も2回戦でZSTの元“スーパー高校生”山田哲也、準決勝では09年の修斗ウェルター級新人王・松本光史を下してという申し分のないもの(山田戦はポイント7-0、松本戦はポイント6-0での勝利)。決勝でも各種大会で活躍する中倉三四郎(パラエストラ川越)を相手に本戦・延長合わせて15分のロングバトルとなったが、愚直なまでにタックルで向かうとこれでテークダウンを奪い、獲得した2ポイントを守り切り優勝を決めた(本戦0-0の後、延長戦でポイント2-0により五味の勝利)。
大会後はさすがに「いや、疲れましたよ」と感想を漏らした五味だが、苦闘を制しての優勝だけに表情は満足気。「車のローンが残ってるからまだ頑張らないと」と笑わせつつも、黒星で始まった今年の戦いの巻き返しを誓っていた。


- 関連記事
-
- 川上、チーム合流へ
- 五味隆典がADCCアジア予選で優勝
- 長島☆自演乙、今度はプロレス侵略でゲソ 5.5後楽園デビューへ

