"神の子"KID 敗戦で引退説が浮上
これでKIDはUFC3連敗。試合後、KIDは「残念です。日本で久しぶりにできたんで、みんなにパワーを与えるような試合をしたかったんですけど、ほんとにミス、1個のミスがこうなるって分かったんだけど......。いつか試合で自分が勝つ姿を見せたい。本当にファンに申し訳ないです」とうなだれた。
かつては自身を「神の子」と称し、ビッグマウスに負けぬ"秒殺劇"を連発してきたKID。2004年大みそかに行われた「K-1 PREMIUM Dynamite!!」では、K-1ルールでありながら、あの魔裟斗からダウンを奪うなど、一躍スターダムにのし上がった。それがここ数年は精彩を欠いていると言わざるを得ない。
その理由について、格闘技雑誌の元ライターは声をひそめて次のように語る。
「全盛期のKIDは完全にイッちゃってた。試合前の控え室なんかでは、狂気に満ちあふれた目をしていて、こちらも視線を合わせられないほど。ボクサーのパンチをノーガードでかわす動体視力など、とても人間ワザとは思えなかった。当時、あまりにも人間離れしていたので、KIDに近い人物に『何かやってるんですか?』と聞いたら、彼は笑いながら『まあまあ。単なる興奮状態ですよ。ただ、痛みは感じないみたいだけどね』とだけ答えてくれました」
その"狂気"がここ数年はめっきり影を潜めていると、同ライターは話す。
「見た目の威圧感が全然違う。なんか牙が抜けた感じ。年齢的なモノなのか、精神的なモノなのか、それとも別の"何か"によるものなのか......。『こんなモンじゃない』という彼の葛藤が見て取れます」
今回の敗戦でKIDには引退説も浮上している。再び"神の子"になれる日はやって来るのか――。
五輪挑戦→怪我でオワタだろ。


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「国内団体はもはや死に体か」瀕死の日本総合格闘技界に乗り込んできた米UFCの功罪
「同団体の最大の特徴は『オクタゴン』と呼ばれる八角形の金網で戦うルールで、リングでの戦いを見慣れた日本の格闘技ファンにとっては刺激的。1993年11月に第1回大会が開催され、今回で144回目の大会。日本では97年から00年に4回開催されているが、01年に運営会社が変わってからは初の大会となった。米国ではチケットが入手不可能な人気ぶりで、トップファイターのファイトマネーは1試合で1億円を超えるなど、これまでの格闘技団体とは規格外の規模に成長した」(格闘技ライター)
同大会を後援したのは米国大使館・日刊スポーツ、そして大会を独占生中継したWOWOWで、「当初はチケットの売れ行きは伸びなかったようだが、大々的なプロモーションが功を奏し、ほぼ完売」(同)という盛況ぶり。しかし、同団体の人気が日本に根付くかどうかはかなり微妙だという。
「日本の格闘技界が一番盛り上がったのは、暴力団関係者との"黒い交際"を一部週刊誌にすっぱ抜かれ、現在のUFCを運営するズッファ社に買収され消滅したPRIDEの全盛期。PRIDEの消滅とともに日本の格闘技人気も衰退。負の相乗効果で、格闘技界で人気を二分していたK-1も資金繰りが悪化し、開催ができなくなってしまった。3月に前田日明のリングスが復活するものの、国内の総合格闘技はもはや死に体に近い」(格闘技団体関係者)
そんな中、開催されたUFCの日本大会だったが、運営の不備が目立った点も多かったという。
「開場時には入場ゲート前に長蛇の列ができていて、開始予定時間の午前9時半になってもまだ会場の外に人があふれていた。ところが、米国での有料PPV放送が正午からで、その時間までに前座カードを終えなければいけないので、会場がガラガラのまま第1試合がスタート。試合中も売店やトイレには長蛇の列ができ、待っている間に1~2試合見逃したファンも少なくなかった」(観戦した格闘技団体関係者)
おまけに、会場を訪れたファンはいまだに根強い"PRIDE幻想"を抱くファンが大半だったようだ。
「会場の声援が大きかったのは日本人では五味隆典、山本"KID"徳郁、外国人ではマーク・ハント、ランペイジ・ジャクソンでKID以外はPRIDEでスターになった選手。五味が勝ってマイクアピールした時とランペイジがPRIDEのテーマ曲で入場してきた時に場内のテンションが最高潮に達していた。その反面、メインのライト級タイトルマッチ、フランク・エドガーVSベンソン・ヘンダーソンは攻防のレベルが高いこともあったが、場内はシーンと静まり返り、ヘンダーソンの勝利に盛り上がっていたのはほとんど外国人。UFCを独占放送しているWOWOWの加入者は現在約250万人ほどだが、その中でUFC目当ての契約者はそんなに多くないはず。UFCに興味のないプロ格闘家も多いだけに、今回の日本大会を支えたのがPRIDE人気だったのは疑いようのない事実」(同)
ズッファ社のダナ・ホワイト社長は日本大会の成功に満足げで、終了後にメディアのインタビューに答え「また日本に来たい」と次回大会開催も予告していたが、PRIDE出身選手たちの現状は厳しいだけに、"ファン離れ"が懸念されているという。
「ランペイジは今回、生粋のUFCファイター、ライアン・ベイダーに判定負け。今回は日本人対決を制した五味も外国人相手だと厳しい。次々とUFCに参戦したPRIDEファイターのうち、ミルコ・クロコップは連敗を重ねてUFCのリングを去り、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは前回、関節技で一本負けし負傷欠場中。ハントも打撃しかないので生き残りは厳しい。一方、日本人選手でも日本人トップの成績を残し、前回はタイトル戦もこなした岡見勇信が今回、伏兵にまさかのKO負け。秋山成勲も今回負けてUFC4連敗となり契約を解除される可能性が高い。事実、日本人ファイターと外国人ファイターのレベルが雲泥の差。PRIDEファイターが減り、日本人のスターもいなければ日本での人気は根付かない」(格闘技ライター)
格闘技人気が衰退した日本にいわば"黒船"のように侵攻してきたUFCだが、PRIDEほどのブームを巻き起こすにはまだまだ長い時間がかかりそうだ。


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UFC JAPAN:EDGAR vsHENDERSON 結果
○田村 一聖 (2R 32秒 KO) ●ヂャン・ティエカン
第2試合 バンタム級
●水垣 偉弥 (3R終了 判定 0-3) ○クリス・カリアーゾ
第3試合 ミドル級
○福田 力 (3R終了 判定 3-0) ●スティーブ・キャントウェル
第4試合 バンタム級
●山本“KID”徳郁 (1R 4分29秒 腕拉ぎ十字固め) ○ヴァウアン・リー
第5試合 ライト級
○五味 隆典 (2R 2分21秒 TKO) ●光岡 映二
第6試合 ライト級
○アンソニー・ペティス (1R 1分21秒 KO) ●ジョー・ローゾン
第7試合 フェザー級
○日沖 発 (3R終了 判定 3-0) ●バート・パラゼウスキー
第8試合 ミドル級
●岡見 勇信 (3R 54秒 TKO) ○ティム・ボーシュ
第9試合 ウェルター級
○ジェイク・シールズ (3R終了 判定 0-3) ●秋山 成勲
第10試合 ヘビー級
○マーク・ハント (1R 2分11秒 TKO) ●シーク・コンゴ
第11試合 ライトヘビー級
●ランペイジ・ジャクソン (3R終了 判定 0-3) ○ライアン・ベイダー
メーンイベント ライト級タイトルマッチ
●[王者]フランク・エドガー (5R終了 判定 0-3) ○[挑戦者]ベンソン・ヘンダーソン
※ベンソン・ヘンダーソンがライト級新王者に


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TVバンク、米国で人気の総合格闘技がPCで楽しめる「UFC JAPAN TV」を開設
UFC JAPAN TVは、米国で人気の総合格闘技「UFC」の試合動画が楽しめる公式ウェブサイト。2011年1月に発表したライセンスパートナー契約に基づくもので、公式モバイルサイト「UFCモバイル」に続く第2弾となる。現在は50大会500試合以上の動画を公開している。
課金サービスにはさまざまなタイプを用意しており、公開日より30日間見放題となる月額課金「アルティメット会員」は2980円で、大会ごとの試合動画を閲覧できる「大会パック」は980~1980円、選手ごとなど厳選した複数の動画パックである「特集パック」は580~1280円、1試合ごとは100~500円となっている。大会パック、特集パック、1試合ごとの課金の視聴期間は7日間だ。
開設を記念して、アルティメット会員の登録者を対象としたキャンペーンも実施。2月10日までに登録すると、2月26日に日本で開催予定の「UFC JAPAN Edgar vs Henderson」のペアチケットが抽選で10組20名にプレゼント。また、2月29日までに登録すると2月分の利用料金が1980円に割引となるほか、抽選で20名にTシャツが当たるという。さらに登録者全員へUFCストラップがもれなくプレゼントされる。
2980円…。
ニコニコにうpして捕まった人居たけど、ぼったくる為か。


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