広島・野村監督、今季限りで退任…CSは指揮
野村監督が球団に辞意を伝え、了承された。広島は11日からのクライマックスシリーズ(CS)に出場するが、今季終了までは指揮を執り、後任はその後に発表される。
野村監督は2010年から指揮を執り、昨季は16年ぶりのAクラスに導き、球団史上初のCS出場を果たした。5季目の今季は9月上旬まで優勝を争い、2年連続のCS出場を果たしたが、最終戦で敗れ、昨季と同じ3位に終わった。
野村監督はこの日、宮崎県日南市の東光寺球場での練習前、ナインに「今季限りでユニホームを脱ぎます」と告げた。取材に応じた野村監督は「結果にかかわらず、5年目の今季が集大成だと思ってやってきた。後任人事やドラフトなどの兼ね合いで、CS直前の大事な時期の発表となったことは選手に申し訳ない」と話した。
体調面はどうしようもないよなあ。


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野村監督続投!松田オーナー「当然」
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高年俸のスターをそろえる某球団のような戦力があるわけではない。それでも広瀬や梵、トレーシーら開幕メンバーの離脱後も、2軍で結果を残した若手にチャンスを与え、チームの底上げを図ってきた。この野村監督の起用法や采配が、来季続投の大きな要因となった。
「来年(続投)は当然だ。勇気を持って若手を使っている。ファームで育てた選手を勇気を持って使えば、ファームも活気づく」。松田オーナーは指揮官の手腕を高く評価した。
前半戦も残り1試合。70試合を終え、現在の成績は29勝36敗5分け。首位にも立った開幕当初に比べて故障者続出で戦力が大幅ダウンしていることを考慮すれば、健闘していると言っていい。2位までも射程圏内にあり、球団史上初のCS出場も視野に入る。
松田オーナーの言葉通り、若手の起用でチーム全体が活気づいているのは間違いない。野手陣では、昨年まで1軍出場14試合の丸を抜てきし、大ブレークにつなげた。また昨年まで1軍では無安打だった松山をクリーンアップで起用する大胆な采配もあった。
投手陣でも2年目の今村や、新人の福井、中村恭ら若手を積極的に使っている。松田オーナーは「篠田も1軍に戻って(17日の中日戦で)勝ったが、うかうかしていられないだろう。斉藤も上がってくるかもしれないが、不在を感じさせない」と、チーム内での競争を喜んでいる。
球団トップの続投明言を伝え聞いた野村監督は「そう言っていただけるのはうれしいですが、個人的なことはともかく、今はけが人が出ている中で必死にやっているので」と、神妙な面持ちで話した。
松田オーナーとしては野村監督にチームを預けた際に、5カ年計画での再建を託していた。2年目の今季は飛躍の年。続投が決まった指揮官だが、まずは後半戦で巻き返し、初のCS切符をつかむのが使命だ。


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