睡眠不足続くと情緒不安定
三島部長は「睡眠不足は蓄積されてひどくなるが、眠気や倦怠(けんたい)感に比べて抑うつや不安などの情動的な不安定は自分で気づきにくい。週末の『寝だめ』では回復しきれない部分があると考えられ、注意が必要だ」と話している。
実験は1日約8時間睡眠を、週の平日分の5日間続けた後と、約4時間半を5日間続けた後で比較。モニターに男女の恐怖の表情や幸せな表情などの画像を示し、機能的磁気共鳴画像装置(MRI)で脳の血流の変化を調べた。
その結果、睡眠不足の場合は恐怖の表情を見たときに、情動と記憶を担う「扁桃(へんとう)体」と呼ばれる脳の部位が過剰に活動し、「腹側前帯状皮質」による抑制が弱くなることが分かった。扁桃体の過剰な活動を抑えられない状態は、うつ病などの患者と似ていた。
扁桃体と腹側前帯状皮質のペアは脳の左右にあるが、特に左側で睡眠不足の影響が大きかった。左右の違いの理由は分からないという。
まぁおかしくはなるわなw


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“やる気が出ない”原因、睡眠不足4つのサイン
病院などで脳のリハビリテーションを実践してきた作業療法士の菅原洋平さんによると、「やる気の低下は、睡眠不足が原因」なのだそう。
「やる気が出る状態には、条件がふたつあります。ひとつは脳がちゃんと目覚めていること。もうひとつは脳の記憶が整理されていることなんです」(菅原洋平さん)
私たちの脳は、寝ている間に記憶を整理しているのだとか。つまり、効率よく睡眠をとることで、やる気を出すための条件が両方満たされるというわけ。
「実は、やる気が出ない状態になる前に、脳は“睡眠不足ですよ”というサインを出しているんです。そのサインに気付いて、早めに睡眠不足を解決することが大切です」(同)
睡眠不足のサインといっても、必ずしも眠気とは関係がないのだそう。具体的には、次のようなことが起こると、睡眠不足のサインと考えてみるといいみたい。
・机の角に足をぶつける
睡眠不足で脳の活動が低下し、注意力が散漫になってしまっているために起こった可能性があり。
・夜中のお菓子ががまんできない
睡眠をとるべき時間に寝ていないため、脳の活動が低下している状態になり、実際には空腹ではないのに脳が「栄養が必要な状態」と勘違いし、食欲を抑えられなくなっている。
・机の上が片付かない
睡眠不足になると、考えを切り替える力や情報を取捨選択する力が低下するため、片付けなどに気が回らなくなり、後回しにしてしまう傾向がある。
・誰かの言葉にカチンとくる
脳内には、危険を感じたときに血圧や心拍数を上げて体を臨戦態勢にする扁桃体(へんとうたい)という部位がある。睡眠不足だとこの扁桃体が過剰に働いてしまい、ちょっとしたことで頭に血が上り、攻撃的な態度をとりやすくなる。
こうしたサインが表れたら、睡眠不足の可能性が大。しっかり眠るように心掛けて、いつでもやる気がみなぎった状態を維持していこう!
身に覚えが・・・。


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