CS逃せば真弓監督解任 阪神が方針固める
真弓監督は昨オフ新たに2年契約を結び、来季が最終年。坂井信也オーナーら首脳陣は「続投が既定路線」としていたが、不振が続き、決断に至った。続投の条件は既に真弓監督にも伝わっており、後任に関しては水面下で調査中という。
監督就任3年目の今季は優勝候補に挙げられながらも低迷し、11日には巨人に敗れて優勝の可能性が消滅。12日は巨人に2日連続のサヨナラ負けを喫し、自力でのCS進出も消えた。今季残りは11試合で4ゲーム差の3位巨人より7試合多く、数字上ではCS進出の可能性は残っている。
真弓監督は岡田彰布監督(現オリックス監督)の後を受け2009年が4位。昨季は1ゲーム差の2位で優勝を逃した。今季は12日まで62勝65敗6分け。


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真弓監督5位でも続投!南社長が明言
球団首脳の現時点での結論は、それでも真弓続投だった。8月初めに示した、断然の最下位でなければ続投、の既定路線に変更がないかを問われた南社長は「もちろん。既定路線です。そのつもりでやっています」と明言した。
さらに、仮にBクラスのままCSにすら進出できずにシーズンを終えた場合も同様か、との問いにも「もちろんです」。現実的には横浜が大差の最下位に沈んでおり、言葉通りならば、これから全敗でもしない限り真弓監督の来季続投は決定的な状況だ。
チームは優勝への望みをつなぐべく臨んだ9日からの首位・ヤクルトとの3連戦(神宮)で、まさかの3連敗を喫した。ゲーム差は7にまで開き、直接対決が8試合も残っているとはいうものの、残り35試合での逆転は、数字的にはかなり厳しい状況に追い込まれた。
2年契約があと1年残っているとはいえ、そんな中での、南社長の続投明言は異例でもある。その真意は、3連敗で優勝が遠のき、このままズルズルと空中分解しかねないチームの引き締めだろう。ナインの戦闘意欲をそぐような雑音を封じるためには、いま一度、真弓体制下でチームが一致団結する必要がある。
一方で、わずか1勝差で中日に敗れた昨季から、チームとしては大きな進化を遂げられていない。シーズン終盤の失速に泣いた反省から、今季は9月、10月に照準を絞って戦いながら、その最初の関門でつまずいた。それでも続投にこだわるのは、チーム内外にふさわしい後継者が見当たらないという現実がある。
ただ、今季一時は借金11にまで膨らんだ低迷からの立て直しや、俊介、上本ら若手の積極起用で1軍定着に導いた功績もある。いずれにしても、最終判断は坂井オーナーに仰ぐことになるとはいえ、今後も真弓体制を想定した来季チーム編成作業を進めることに変わりはない。
南社長は今後の戦いについて「起爆剤になるようなラッキーボーイ的な選手が出てきてほしい。重苦しくならず、はつらつとしてスッキリした気持ちで思い切ったプレーを心掛けてほしい」と期待。13日の中日戦前にもする考えだ。残り35試合。わずかに残る逆転Vへの望みを託す。


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