番組より面白い フジVS.日テレ 視聴率争いでデッドヒート
視聴率争いは04年からフジが7年連続で「視聴率3冠王」を記録している。今年も3冠なら8年連続だが、11月下旬の段階でゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)の2部門で12.4%で並び、全日(6~24時)がフジが0.1ポイント上回り、8.0%になっていた。
ところが、先週段階でゴールデンとプライムで日テレがフジを逆転したという。これから来年元日までまさに息が抜けない状態が続く。
「3冠を取るかどうかでスポットCMの収入が年間300億円違ってくるといわれるほど。だからフジも日テレも死に物狂いです。日テレの躍進はドラマ『家政婦のミタ』のヒットが大きい。大晦日はフジが『ものまね紅白歌合戦』、日テレが『ガキの使いやあらへんで』で勝負しますが、お互いに敵は紅白ではありません」(マスコミ関係者)
番組よりも面白いのはお台場と汐留の視聴率戦争ということだろう。
視聴者ガン無視のところには取って欲しくないな。


<日本テレビ>視聴者の“実況”コメントを画面に反映 テレビドラマ初の試み
ドラマは、一隻の貨物船に連れ込まれた7人の若者たちが、命がけのゲームに巻き込まれていくというストーリー。著名な実業家を兄に持ち、「ワキヤククン」と呼ばれ劣等感を抱いてきた脇谷秀(濱田さん)が、兄の急死とともに現れた謎の男によって睡眠薬を飲まされ、「2」というタトゥーを彫られて貨物船に乗せられてしまう。同じように連れてこられた岩見サキ(平愛梨さん)らと“天の声”からの指示で命がけのゲームに挑むのだが……。
視聴者はドラマを見ながら、デジタルテレビやツイッターなどを使ってインターネットを介してコメントを随時投稿。同局で投稿を取得し、内容を確認したうえでコメントを地デジのデータ放送を使って画面に表示させる。これまで年末バラエティー番組の「笑ってはいけない」シリーズでも視聴者投稿サービスを採用したが、今回は全画面表示されたドラマの映像の上に直接コメントを反映させる「オーバーレイモード」を採用することで、よりライブ感覚で視聴者からのコメントを楽しめるようになった。
同サービスを企画した福井雄太さんは、入社3年目、弱冠24歳のプロデューサー。ニコニコ動画やツイッターの普及などリアルタイムツールによるコミュニケーションがブームになっていることについて、情報源の多様化がもたらす「共有感の喪失」が原因と分析。今回の施策で、ドラマによる新たな共有感の創出を図るとともに、リアルタイムでの視聴や継続的な視聴を促したい意向だ。
このほど行われた会見で、濱田さんは「初めて福井プロデューサーにお会いして、僕と考えていることが近いところがあって。『今の世の中はダメだ!』って言う人が多いんですけれど、それって僕はあきらめた人がいう言葉なんじゃないかと思うんです。自分が変われば世界も変わるんじゃないかと。それと似たようなことを福井プロデューサーも言っていたんですね。それで、僕で力になれるようなことがあったら、良くしていこうと思って。そのときの気持ちを忘れず、なんかこう、パンクな気持ちでこの作品に臨めたらと思います」と意気込みを語った。
また、平さんも「企画書をいただいたときにすごく興味深いと思ったんですね。福井プロデューサーともお話しして、私よりも年下なのに、人生に対してちゃんと向き合っている方だと思って。撮影も進めば進むほど、自分に置き換えて『人生ってなんだろう』とか『仕事ってなんのためにしているんだろう』とか考えることがとても多くて。いい機会なので、いろんなこととちゃんと向き合ってこの作品に挑みたいと思います」とコメント。謎の男を演じる陣内孝則さんは「まず福井プロデューサーの発想が斬新だし、面白いと思いました。非常にこういう新しさのあるドラマは、金脈なんじゃないかと思います」と期待を寄せている。


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