動画サイトで人気の「ゲーム実況」 法律的に気をつけるべき点は?
動画の配信者がゲームにあわせて話をするスタイルが一般的で、ゲームの攻略法などのトークをからめて、自分のゲームプレイを「実況」するのだ。なかには、人気のゲーム実況者として注目を集める配信者もいる。
このような「ゲーム実況」の動画は、プレイしている本人や見ている視聴者にとっては楽しいものだが、ゲームの制作会社から見たら、どうなのだろうか。制作会社の許諾をとらずに、ゲームの画面を配信することは、法律的に何か問題がないのだろうか。著作権にくわしい藤田晶子弁護士に聞いた。
●ゲーム映像は「著作権法」で保護されている
「ゲーム画面の映像・音声による表現は、伝統的な『劇場用映画』とはかなり趣が異なりますが、著作権法上は『映画の著作物』として扱われ、保護されています(著作権法10条1項7号、法2条3項)。
このことは、裁判でも『NEO・GEO』事件(大阪高裁平成10年12月21日判決)や、『ときめきメモリアル』事件(最高裁平成13年2月13日判決)、『DEAD OR ALIVE 』事件(東京高裁平成16年3月31日判決)等々の判例が認めています。
ゲーム中の画面をパソコンに取り込むなど、『ゲーム実況』動画を作る方法は様々のようですが、ゲーム画面を録画・撮影する行為は、『映画の著作物』の『複製』に当たり、著作権者の許諾を受けずに行うと著作権侵害になります(著作権法第21条)」
個人が趣味の範囲内でやっていてもダメなのだろうか?
「個人が家庭内で趣味のゲーム実況動画を作成することは、それが『私的複製』の範囲内であれば、著作権侵害にはなりません(著作権法第30条1項)。
ただし、それが『私的複製』と認められるためには、それを個人的に自ら使用すること、または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内(たとえば、緊密な人間関係のある10人程度の少数グループなど)で使用するという主観的な『目的』が必要です。
動画投稿サイトに実況をアップして不特定多数のゲーム愛好者等に閲覧させる目的の場合はこれに該当しませんので、著作権侵害となるでしょう」
●著作権を意識しない「安易な投稿」が目立つ
「作成した実況動画を動画投稿サイトにアップロードして、公衆が閲覧できるようにすれば、『公衆送信権』の侵害となります(著作権法第23条)。
また、著作者は、著作物を公衆に提示する際に名前を出すかどうか決める『氏名表示権』(著作権法第19条)を有していますので、氏名表示の有無が問題となる可能性もあります。
さらに、実況動画が編集され、ゲーム画面に手を加えられていたり、ゲームストーリーが編集されていたり、一時期流行したパラメータ改変ツール等で通常ではあり得ない状況が作りだされていたりすれば、著作権者の『意に反する改変』として、『同一性保持権』(著作権法第20条)侵害を主張される可能性もあるでしょう」
ゲームの実況配信をするためには、著作権に十分配慮する必要があると言えそうだ。
「最近流行の『ゲーム実況』動画の作成・アップロードは、権利者からの了解を得ない限り、理論的・法律的には大いに著作権侵害が問題となりうる行為です。そのことを意識していない安易な投稿が多数見受けられます」
藤田弁護士はこのように指摘する。しかし、現実的にはゲーム実況は多数行われ、文句を言われていないケースも多いようだが……?
「ゲームメーカー・権利者側がこれまで目立った権利主張をせず、多くの動画に暗黙の了解をしてきたのは、現実的に、愛好者等による『ゲーム実況』に、一定の商品の宣伝・プロモーション効果があるからです。
そうした経緯もあって、現状のように投稿数が増加していったのでしょう。ただし、先ほど述べたとおり、理論的には問題のある行為であることに変わりはありません」
ユーザー側としては、どんな点に気をつければいいのだろうか。藤田弁護士は次のように述べ、注意を呼びかけていた。
「最近は、たとえば、ゲームストーリーのネタバレや謎解きを故意に明かすもの、有料ツールの販売を阻害するもの、公式発売前の動画アップなど、著作権者側が看過できない事例も増えてきているようです。
そうしたケースでは、動画削除を申し立てたり、メーカーによってはすべての動画投稿を禁止にして損害賠償請求や刑事告訴を検討しているところもあるということです。また、それとは逆に、投稿者がメーカーなどの『公認』を取り、問題なくアップしている場合もあるようです。
ユーザー側としては著作権者側から思わぬ警告を受ける前に、ゲームの規約を確認したり、メーカー側に動画投稿に関するスタンスの問い合わせをするなど、慎重な対応が必要です」
無法地帯だからどうしようもないべ。


ヒット曲を連発する「クラリス」 本当に女子中学生なの?大人では?
「クラリス」はテレビ出演やコンサートは行わず顔も非公表。公式ホームページには「クラリス」以前は「アリス☆クララ」で活動していた、とあるが、ネットでは過去のホームページとコンサート動画が見つかった、と騒ぎになっていて、その風貌に驚きの声が挙がっている。
顔を出すことのない女子中学生アイドルだった
「クラリス」は動画投稿サイト「ニコニコ動画」の「歌ってみた」コーナーに09年から自身の歌を投稿し、大人気となったことをきっかけに10年9月にメジャーデビューした。09年は中学1年生で、今年の4月には2人とも道内の高校に入学したと発表している。
楽曲はアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「偽物語」などのオープニング、エンディング曲で、12年2月発売の「偽物語」の楽曲「ナイショの話」はオリコンデイリーランキング1位を記録。4月11日に発売予定の初のCDアルバムは、12年4月10日付けのネット通販「アマゾン」のベストセラー商品ランキングで、アニメ部門では1位、音楽総合では7位になるなど大活躍中だ。
「クラリス」の素顔は「ニコニコ動画」でも、メジャーデビュー後も、プロフィール以外は明らかにされて来なかった。2人の姿は可愛らしいイラストで表現され、テレビ出演やコンサートも開かない理由を所属事務所は「学業優先のため」と説明していた。一方、ネットでは「クラリス」の安定した歌唱力と声の質から「本当に中学生なのか?」といった疑問が出ていた。
そうした中、12年4月9日に「アリス&クララ」が07年に開設したホームページとライブ動画が見つかった、とネットの一部で騒動になった。ホームページには「アリス」と「クララ」の写真が大量に掲載されていて、「どう見ても中高生ではない」などど騒ぎに。本当にこれが昔の「クラリス」なのかは不明だが、ライブ動画を見てみると、確かに「クラリス」の歌声とそっくりだ。
「察しなければならないこともある」とネットでは達観
ホームページには2人の年齢は出ていないが、「クララ」のブログを見ると、07年6月20日付けに、
「くららの周りには6月生まれが多いんです。しかも今週という週は・・・18日 中学からのお友達」
と書いている。つまり、5年前は少なくとも高校生以上だった可能性がある。
また、二人がよく出没するのは秋葉原で、メイドさんのような衣装と、路上ライブの写真も掲載されている。こうした写真やライブ動画に対し、ネットでは、
「頑なに表舞台に出てこないってことは、察しなあかんってことやろね」
「中学生ってことにしとけばお前らみたいなロリコンが釣れるっていう戦略だよ」
「本当に中学生なら、顔だしてそれはもう全力でアイドル売りするだろ」
などと冷めた意見が多い。
もっともこれは「アリス&クララ」のHPなので「アリス☆クララ」とは違うという指摘もある。
「クラリス」は大人の女性だったのか、所属事務所のランタイムミュージックエンタテインメントに問い合わせているが「担当者が不在」ということで連絡はまだ来ていない。
なんJにスレ立ってたやつか。
てかクララとアリスが由来とは知らんかった。
クラリスって言ったらレクター博士のほうを…w


ニコニコ動画でハリウッド映画の配信開始
今回追加される「映画」カテゴリーでは、ワーナー・ホーム・ビデオと提携し、サービス開始時にハリウッド映画を約100タイトルを用意する。また、最新タイトルの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」は、Blu-ray/DVD版発売日となる16日の0時(15日24時)から生放送形式の「ニコニコ映画上映会」で配信される。
「映画」カテゴリーの配信タイトルは有料で、好きな時に見られるVOD(Video On Demand)は新作400円、旧作300円。視聴期間は2日間。また、視聴期間が無期限のEST(Electric Sell Through)も用意され、こちらの形式の場合は1タイトル1000円~。プレミアム、一般会員とも同一価格で、コンテンツの購入にはニコニコポイントを利用する。どちらもクラウド型サービスで、ダウンロードして保存などはできない。
一方、生放送の形式で開始時間を決めて配信する「ニコニコ映画上映会」では、ハリウッド映画などの最新タイトルを含むラインナップを用意。プレミアム会員は新作100円、旧作50円で視聴できる。一般会員は新作400円、旧作300円。
いずれもニコニコ動画の仕組みを利用して、画面上にコメントを投稿できる。VODおよびESTでの配信では、視聴する度に最新のコメントが表示される。
14日に行われた発表会では、ドワンゴ取締役の夏野剛氏が登壇。「コメントで楽しむスタイルは、突き詰めていくとハリウッド映画にいく。映画は何度も見る。また、誰と見たかも重要」と映画の視聴のありかたを分析し、映画をニコニコ動画のスタイルで見られることを「人類史上、例のない映画鑑賞スタイル」とアピールした。
ニコニコ動画ではこれまでも映画プロモーションの一環として生放送形式で配信したことはあったものの、カテゴリーを常設し本格的に配信するのは今回が初めて。「映画はグッと引き込まれるが、ツッコミたくなるキャラクターも出てくる。シリーズを見てきた人なら、あん時、ほらほら、と盛り上がれる」と、大人数で視聴する楽しさを説き、「日本の映画を含めて、新しい視聴スタイルを広げ、新しい市場を切り開いていきたい」と意気込みを語った。
ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション ジェネラルマネージャーの福田太一氏は、「ワーナーはハリウッドナンバー1の映画スタジオで、世界で最大のエンターテイメントスタジオ。本社でもニコニコ動画には興味を持っており、配信すると聞いて真っ先に手を挙げた」と、積極的に関わってきた様子を紹介し、「100本以上の映画を提供し、テレビシリーズも提供する予定」と映画にとどまらずコンテンツを提供していく方針を示した。「このサービスは映画鑑賞のターニングポイント。新たな起爆剤になる」と同氏は大いに期待している様子を語った。
探せば一般投稿で・・・ゲフンゲフン

