一人酒、寝だめはNG? 本当はダメなストレス解消法
睡眠そのものはストレス解消に有効だが、寝だめはやめたほうがいい。遅くとも平日の起床時間の2時間後ぐらいにとどめないと、体内時計が狂ってしまい、体はぐったり、脳はぼーっとしてしまう。
もうひとつ、「ポジティブ思考」も取扱い注意。
「楽観的に考えることも、有効なコーピング(自分自身でストレスに対処する方法)になりうる。その経験をエネルギーにするためにも、起こってしまった問題の、いい面を探してみることです」(早稲田大学人間科学学術院教授で、認知行動療法が専門の嶋田洋徳さん)
そう嶋田さんも言うように、ポジティブ思考はストレス対処に欠かせない。ここで思い出したのが、スマホのアプリ「ネガポ辞典」。たとえば「計画性がない」は、この辞典によると「土壇場に強い」となり、「失敗した」は「のびしろがある」となる。ジョークかと思ったが、ためしにストレスを感じたとき、これで気持ちを変換するだけで、けっこうその気になれた。
ただしそんなポジティブ思考も、ストレスが積み重なっている「疲憊期(ひはいき)」には逆効果になることもあるとか。自らを励ますのではなく、すぐに休養することが肝心だという。
>体はぐったり、脳はぼーっとしてしまう
最近ずっとそんな感じなんだけど、あかんのか。


年収1000万円を超えると、仕事のストレスが減少
経営コンサルタント・経済評論家の大前研一氏が主宰する株式会社ビジネス・ブレークスルーは、同社が運営するビジネス・ブレークスルー大学で実施されている「問題解決力トレーニングプログラム」を受講するビジネスパーソン2171名を対象に、「ビジネスパーソンのストレス意識調査」を実施し、結果を公開した。
調査結果によると、ストレスを感じる比率を年収別に見た場合、年収300万円から999万円の人は約70%がストレスを感じているのに対して、年収300万円台以下(58%)か、年収1000万円以上(64%)はストレスを感じる割合が低いという興味深い結果になった。これは、経済的に余裕のある生活を実現し、厳しいビジネス環境でストレスをあまり感じずに働くためには、年収1000万円以上を目指す必要があることを意味する。
それを実現させるためには、ストレスを軽減させることで業務の効率を上げ、厳しいビジネス環境の中で結果を残すための努力が必要だと考えられる。調査によると、ビジネスパーソンはそのために必要な能力を「コミュニケーション力」(71%)、「論理的思考力」(56%)、「分析力」(43%)、「情報収集力」(42%)、「発想力」(41%)と考えており、意思疎通のミスマッチを減らすためのコミュニケーション力や、時代の流れを読み、本質的に取り組むべきことは何かを分析・思考する能力が必要だと感じているようだ。
ちなみに、「ストレスを感じる」という回答者は、「仕事内容を自分でコントロールできない」(49%)、「会社の業績が思わしくない」(34%)、「社内の人間関係がうまくいかない」(27%)を主な理由に挙げている。社内のコミュニケーションに課題を持つ人や、周囲の指示に対応することに追われるが故に能動的に自分の持つ業務の課題に対して取り組むことが困難になっている状況がうかがえる。
調査結果について、ビジネス・ブレークスルー社は「『仕事をコントロールできない』がストレスの理由として大きな比率を占めているが、解決のためには、自らが先導役となり未来を切り拓いくことが求められつつある。つまり、『情報を読みとり、考え、組織・人を動かしていく』というビジネスの先導役になることが、いま求められる働き方であり、ストレスのない働き方の形であるということができる」とコメント。
また同社は、主体性を持って先の見えないビジネス環境を生き抜くためには、“考える力”(本質的な問題解決力)が求められ、同社の「ビジネス・ブレークスルー大学 問題解決力トレーニングプログラム」を通じて、今後ビジネスパーソンに求められる能力の養成に力を入れていきたいとしている。
とりあえず自分には関係ないことというのはわかった…orz
年収1千万とかw


サラリーマンや経営者に増加 ストレスが原因の「抜毛症」
「抜毛症とは頭髪や眉毛などを自分で引き抜いたり、根元付近で切断することで起こる脱毛のこと。無意識にやっていることもあり、円形脱毛症と思い込んでいるケースが多い」(廣仁会札幌駅前ヒフ科クリニック・嵯峨賢次院長)
その原因は?
「欲求不満やストレスで精神的衝動を抑えられないために起きます。本来は幼稚園児や小学生に多く見られる症状ですが、最近はサラリーマンや経営者にも増えています」(北京中医鍼灸院・康少洪院長)
円形脱毛症と抜毛症の見分け方はあるのか。
「円形脱毛症は、頭皮を拡大してみると毛穴が見えなくなりツルッとしている。それに対し抜毛症は毛穴や毛髪の根元付近が残ってザラザラしており、利き腕側の前頭部や側頭部などにあらわれる事が多いのが特徴」(野村皮膚科医院・野村有子院長)
どうすればよくなるのか。
「医師が、自分で毛を抜いていることを指摘するだけで治ることもあります。難しい場合は、心理カウンセリングや精神神経科での治療をすすめます」(前出・嵯峨院長)
「当院では電気針などを使って神経伝達物質に刺激を与え、精神的衝動を抑える治療を行なっています。二十~三十回の治療で八割ほどの患者が完治します」(前出・康院長)
自分でできる事はないのだろうか。
「毛を抜いてはいけないと考えすぎると、それがかえってストレスとなり悪化してしまう。ストレスを感じそうな場面ではハンカチや筆記用具を利き腕で握り、物理的に毛を抜けないようにするといいでしょう」(前出・野村院長)
矢幡心理教育研究所・矢幡洋代表のアドバイス。
「抜毛は何らかのパターンの中で行なわれます。たとえば、手鏡を持つと抜毛するとか、仕事を家に持ち帰ると抜毛するなど。パターンを自分で見つけ、それを崩すこと。前述の例なら、手鏡を使わないとか、残業は会社でするなど。パターンが見つからない場合は、今まで滅多にやらなかったことに挑戦する。例えば、部屋の模様替えや、ジョギングを始めるなどです」
髪は“長い友だち”。自分で抜くなんてもったいない。
?「抜く髪があるなんて・・・」

