子どもの頃、どうしても欲しかった「クリスマスプレゼント」は?
まず1920年から1930年代、昭和初期の子どもたちは何をもらっていたのでしょうか。
大正末期から盛んになってきたクリスマスの文化。
子どもたちにとっては「クリスマスプレゼント」という響きだけで、きっとドキドキでした。
その中身は「サンタクロース人形」「電気が灯るクリスマスハウス」「文房具」、そして「ミルクチョコレート」など。このあたりが主流でした。
戦争が終わり高度成長期を迎えた1950年から1960年代はどうでしょう。
女の子はアメリカ生まれの着せ替え人形「タミーちゃん・ペパーちゃん」に夢中。
男の子はようやく無線となった「ラジコン」で遊ぶことに憧れました。
「プラレール」「ダイヤブロック」も、この頃に登場。
さらに、足場の付いたバネつきスティックに乗って飛び跳ねて遊ぶ「ホッピング」や、「フラフープ」が大流行した時期ですので、サンタさんにお願いした子どもも多かったかもしれません。
また、「人生ゲーム」などのボードゲームも喜ばれました。
1970年から1980年代。
女の子は「リカちゃん」や「バービー人形」で着せ替えごっこ。「シルバニアファミリー」も発売されます。
今のアラフォー女性たちの中には、リカちゃんの洋服やシルバニアファミリーの家具をサンタさんにお願いした方も多いのではないでしょうか。
男の子は「チョロQ」や「キン肉マン」ブーム。
そしてとうとう、あの大物が登場します。
そう、「ファミリーコンピュータ」!
1985年には専用ソフトの「スーパーマリオブラザーズ」が発売。翌年には「ドラゴンクエスト」が発売され、後に子どもだけでなく大人も夢中になり社会現象となりました。
1990年以降。
「ミニ四駆」が大ヒットし、男の子を虜にします。
「たまごっち」をプレゼントしてもらった人も多いかもしれませんね。
「ゲームボーイ」や「ニンテンドーDS」などのポータブルゲーム機が登場し、子どもたちにも人気に。
「ポケットモンスター」や「美少女戦士セーラームーン」……キャラクターグッズは、男女ともにサンタさんのプレゼントとして選ばれることも多いようです。
では、現代の子どもたちはどうでしょう?
いろいろなランキングを見てみると、男の子には「プラレール」や「レゴ」、またはポータブルゲームのソフトが人気。
女の子は、水でビーズがくっつく「アクアビーズ」や、ゴムアクセサリーが作れる「ファンルーム」などのメイキングトイに夢中になっています。
こうして年代別にクリスマスプレゼントを比べてみると、多少の違いはあるものの、子どもたちの興味や男女の特徴は、さほど変わっていない気も。
それでも多種多様なおもちゃがある今の時代は、やはりうらやましいですね。
大人の皆さん、もし今、子どもに戻れるなら、サンタさんにどんなおもちゃをお願いしますか?
ゲームボーイと64が欲しかったな、叶わなかったけど。
ちなみにサンタの正体ばらしてドヤる奴はアホな。
気付いてないのを装って、いい年になるまで貰うのがガチ。はい。


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