『暗殺教室』『サイコパス』…2015年冬「アニメ&映画化」作品 売れ筋TOP20を紹介!

■冬のメディア化作品<コミック1巻>売上ランキング(1/5~1/11)
1位 『七つの大罪』(鈴木央/講談社)*前クールから継続の2クール目。
2位 『アオハライド』(咲坂伊緒/集英社)*7~9月にアニメ、12月から実写映画公開
3位 『東京喰種-トーキョーグール-(2期)』(石田スイ/集英社)*アニメ2期。1期は2014年7~9月放送。
4位 『寄生獣』(岩明 均/講談社)*アニメは前クールから継続の2クール目。実写映画は11/29~
5位 『暗殺教室』(松井優征/集英社)*3月に実写映画もあり。
6位 『監視官 常守朱』(三好 輝/集英社)*2014年10~12月にアニメ2期放送。1/5に完結巻6巻発売。
7位 『ワールドトリガー』(葦原大介/集英社)*前クールから継続の2クール目。
8位 『四月は君の嘘』(新川 直司/講談社)*前クールから継続の2クール目。
9位 『新妹魔王の契約者』(みやこかしわ/KADOKAWA)
10位 『ウロボロス』(神崎裕也/新潮社)
11位 『幸腹グラフィティ』(川井マコト/芳文社)
12位 『海月姫』(東村アキコ/講談社)
13位 『神様はじめました(2期)』(鈴木ジュリエッタ/白泉社)
14位 『ワカコ酒』(新久千映/徳間書店)*4月からはテレビ東京での放送もあり。
15位 『アブソリュート・デュオ』(及川 徹/KADOKAWA)
16位 『暁のヨナ』(草凪みずほ/白泉社)*前クールから継続の2クール目。
17位 『純潔のマリア』(石川雅之/講談社)
18位 『艦隊これくしょん-艦これ-いつか静かな海で』(さいとー栄/KADOKAWA)
(※艦隊これくしょんは関連コミックが複数あるため、部数規模の大きい作品を代表して掲載)
19位 『冴えない彼女の育て方』(丸戸史明/KADOKAWA)
20位 『銃皇無尽のファフニール』(サブロウタ/講談社)
もはや原作なしではアニメや映画を語られないくらい、その傾向は強まっているようにみえます。今後もメディア展開に注目です!
コミック1巻のランキングなのか。
私は幸腹グラフィティ買おうかと思ってる。


4月スタートアニメ完全ガイド! ゼッタイ見たい春アニメはコレだ!!
1年のなかでも話題作が多いとされる4月スタートの春アニメ。今期も50作前後がラインアップされている。ヒットの予測が難しい新アニメだが、どんな作品が注目されそうかを、アニメ好き女子ユニットのA応Pがファンの目線でチェック。下馬評が高い作品やトレンドをピックアップした。
傾向としては、人気マンガのアニメ化や、前作が人気だった作品のシリーズ化が多い。代表格といえるのが、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』。大ヒットマンガを原作に、2012年秋に初めてテレビアニメになった前作『ジョジョの奇妙な冒険』に続く第2弾だ。原作シリーズのなかでも特に人気が高い第3部のアニメ化であり、本シリーズから「幽波紋(スタンド)」(=超常的な能力)の設定が加わることなどから、アニメ好きはもちろん、この機会にアニメを見始める原作ファンも多そうだ。アニメ応援プロジェクトとは?…より多くの人にアニメの魅力を広め、アニメ界をもっと盛り上げていこうと活動しているのが「アニメ応援プロジェクト」。その牽引役として6人組のアニメ好き女子ユニット「A応P」を2012年に結成。雑誌、テレビ、ラジオ、ネット、イベントなどでアニメ情報を発信しているほか、アニソンカバーをオリジナルのダンスで歌うというパフォーマンスも展開中。
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●人気マンガのアニメ化続々
話題の原作マンガのアニメ化といえば『ハイキュー!!』もそう。原作は『週刊少年ジャンプ』に連載中の、高校男子バレーボール部を舞台にした王道スポーツもの。同じく『週刊少年ジャンプ』のマンガが原作で、アニメ化などをきっかけに大ブレイクした『黒子のバスケ』のように、男子のキャラクターが魅力の群像劇だけに、女性ファンを増やしそう。
人気アニメのシリーズ作では『ラブライブ!School idol project』第2期がある。「私たちの大好きな学校を守るために、私たちができること…。それは、アイドルになること!」と、統廃合の危機にある学校を救うべく、9人の女の子がスクールアイドルとして活動し、学校の名を広めて入学希望者を増やそうとする。『THE IDOLM@STER』ほか、近年の「アイドル×アニメ」の人気を象徴する作品の1つだ。13年冬の第1期終了後も、ライブやソーシャルゲームなどによってファンとつながっているので、今期も盛り上がるのは必至だ。
●ロボットアニメが豊作
ジャンルとしてはロボットアニメが豊作だ。13年4月期に『翠星のガルガンティア』『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』『革命機ヴァルヴレイヴ』が同時に登場し、話題になったこの分野だが、今期も『キャプテン・アース』『健全ロボ ダイミダラー』『シドニアの騎士』『風雲維新ダイ☆ショーグン』『マジンボーン』や、2クール目の『ノブナガ・ザ・フール』、劇場版を再構成した『ブレイクブレイド』などが放送される。根強いファンがいるジャンルだが、王道作品のほかに“エロ”“歴史”“ラブコメ”などとのクロスオーバーによって新味を出し、バリエーションが非常に豊か。女性層に受けそうな作品もある。
この4月期はヒットを生み出すべく手堅いテーマを組み合わせた作品が多い印象だ。一般的には、オリジナルや情報が少ない作品は埋もれがちだが、そこに多くの人の心をつかむ作品が隠れている場合もある。前評判が高い作品が期待通りにファンを満足させられるか、ダークホースが現れるか、今期も見どころは多い。
・・・全文こちら
昨日見た木曜深夜枠のアニメが面白くなくてテンション下がってます。
今季はハイキューくらいしか楽しみにしてないけどどうなるかな。


秋期アニメの実況ツイート数1位は「のんびりびより」なのん
同ランキングは、放送時間中の1分あたりの平均ツイート数(分速ツイート)を比較したもの。
発表によると、第1話の1位は「黒子のバスケ」。最終話および全話平均では「のんのんびより」が1位になっている。
アニメ放送の実況ツイートは、後半になるにつれて勢いが落ちることが多いが、2013年秋期アニメでは「のんのんびより」だけが、逆に回を追うごとに数字を伸ばしている。
「のんのんびより」は、定番のセリフである「にゃんぱすー」のほか、エンディングテーマのセリフに合わせた「イタチですよ」といったワードが一斉にツイートされており、最終話では一気に平均1000ツイート/分まで投稿が増加している。
弱ペダ→のんのんびよりの流れは最強だったw
ディーふらぐはあんま好きくないなー@今季


ドラえもん、ポケモン…人気キャラ抱えるアニメ産業、出遅れた海外市場開拓のカギ
日本のコンテンツ産業の市場規模(2010年352億ドル=約2兆7000億円、11年も2~3兆円程度の規模)は、米国(2010年の市場規模は1078億ドル)に次ぐ規模を誇り、コンテンツ大国といわれている。ただ、最大の弱点は、海外でも人気のある数多くのキャラクタ-ブランドを持ちながら、これまで国内市場にのみ目を向けるあまり、海外市場の開拓に積極的に取り組んでこなかったことである。そのため、日本のコンテンツビジネスは海外で稼げるグロ-バルビジネスに成長していない。日本のコンテンツ産業の海外輸出比率は5%程度で、米国の18%の3分の1以下である。
例えば、日本のアニメ産業の市場規模は、11年度でおよそ2300億円、関連産業を含めても4000億円程度の市場規模である。若者の人口減少の影響で国内の市場規模が縮小していく中、国内市場のみ目を向けていては今後の成長が望めない。成長していくには、海外市場の開拓が大きな目標になる。
幸いなことに日本のアニメキャラクタ-は海外で非常に人気があり、
「ドラゴンボール」
「セーラームーン」
「ポケモン(ポケットモンスター)」
「ハローキティ」
「マリオ」
「ドラえもん」
「マジンガーZ」
「仮面ライダー」
「NARUTO」
「忍者ハットリくん」
など数多くのブランドが海外で受け入れられている。海外でせっかくこれだけ多くの人気キャラクタ-ブランドを持ちながら、これまで海外市場開拓に熱心でなかったのが不思議なくらいである。
●海外展開が難しいコンテンツ産業
アニメをはじめとするコンテンツ産業は、それぞれの国の法律や制度、歴史・言語・文化、宗教や価値観、教育や生活習慣などの影響が大きいため、世界中で普遍的に通用しやすい工業製品と異なり、ビジネスの海外展開が非常に難しい。これまで海外進出にあまり熱心でなかった理由の1つは、こうした制度や規制、言葉や文化の“大きな壁”があったからだ。これらの壁をいかに突破するかが、最大の課題になる。
例えば、米国のディズニ-社では、アニメ作品などコンテンツを制作する当初の段階から、世界中でのビジネス展開を考えている。米国内だけでなく、世界中でヒットする作品をいかにつくるかにエネルギ-を集中する。そのため、コンテンツ制作に当たっては、次のようなきめ細かい配慮がなされている。
(1)徹底してエンターテインメント性を志向している。世界中でヒットする作品を企画し、制作する。それがヒト、モノ、カネ、情報、技術を呼び集め、さらに大きなビジネスチャンスをつくっていく。
(2)脚本は、ストーリー構成がしっかりしていて、民族・宗教・人種・習慣などの違いや壁を超えて、人類や人間社会に普遍的に当てはまるテ-マを選び、みんなが楽しめるように創意工夫している。
(3)キャラクターも、世代や国境を越えて広く、末永く愛されるように、プロの制作スタッフだけでなく、世界中のファンからいろいろなアイデアや意見を募り、作品づくりに生かしている。
ディズニ-の場合、海外を含めたライセンス収入などで構成するコンシューマープロダクツ部門の2011年度売上高は、30億4900万ドル(約2400億円)に上る。海外展開の拠点として各国に現地法人などをつくり、
(1)ブランド戦略やライセンス管理など、本社主導で統一して行う世界戦略
(2)現地のニ-ズに応え、現地企業とも連携して行う現地化戦略
をうまく組み合わせて行っている。これは何もディズニー社に限らず、米国の大手エンターテインメント企業はどこも実施していることだ。
●海外展開に積極的に取り組む企業が増加
最近になって、日本でもコンテンツビジネスの海外展開に積極的に取り組む企業が増えてきた。
玩具大手・タカラトミーは、人気キャラクターの「ポケモン」の玩具を、日本・アジア・欧米など世界市場で企画・販売する権利を取得し、ブランド戦略・商品化戦略・マーケティング戦略・ライセンス戦略を有機的に結合し、統一したビジネス戦略を効果的に展開することで、海外市場の開拓を進めている。これまでこれらのビジネス戦略がバラバラに行われていたため、海外市場の開拓や海外収入の確保という面で、大きな成果が生まれていなかった。統一した世界戦略と現地に適応した現地化戦略を巧みに組み合わせたビジネスモデルをどう構築するかが、今後の課題になる。
現地化戦略では、日本の人気野球マンガ・アニメの『巨人の星』が、インド版『ライジングスター』にリメイクされて企画・制作・放映されている。『巨人の星』のアニメ化を手掛けた日本の制作会社とインド企業がそれぞれ分担して、原作の内容やストーリーの大筋を生かしながら、現地のニーズを柔軟に取り入れて共同制作している。
舞台はインド最大の都市ムンバイで、星飛雄馬ならぬ主人公のインド人「スーラジ」が挑むのは野球ではなく、インドで人気のクリケットだ。ディズニー社の場合、自社の作品の変更・修正・リメイクは一切認めておらず、ブランド・商品化・ライセンス・マ-ケティングまで本社主導で完全にコントロ-ルされている。
しかし、海外ビジネス展開や海外市場開拓に遅れた日本の場合は、
(1)本社主導の統一した世界戦略
(2)現地企業と連携した現地化戦略
の巧みな組み合わせ(ハイブリッド戦略)が必要になろう。
こうしたハイブリッド戦略の成功事例としては、サンリオの「ハローキティ」などがあるが、今後早急にグローバル戦略とローカル戦略を組み合わせたビジネスモデルの構築が課題になる。
インドは、中国のような外国アニメの規制がほとんどなく、日本の国内市場が縮む中で成長市場として大いに期待できる。日本とインドの間では、12年4月にアニメ・映画・デザインなどクリエイティブ(コンテンツ)産業に関する経済交流・産業協力の政府間合意がなされており、その意味でも追い風になっている。
●トランスフォーマーの成功事例
さらに、海外の市場開拓・ビジネス展開で注目されるのは、日米合作アニメ「トランスフォーマー」シリ-ズの成功と、その経験事例である。
タカラトミーが制作・販売している変形玩具「トランスフォーマー」が、米国の玩具メーカー・ハズブロ社やマーベル・コミック社と連携して、日米合作の「トランスフォーマー」シリーズとして販売されたことにより、米国をはじめ世界中で大ヒットした。この作品は、
・玩具(タカラトミー社)
・アニメ(多彩なアニメ作品)
・ゲ-ム(ニンテンドー、プレイステーション)
・映画(マイケル・ベイ監督による日米共同製作)
・テレビ番組(日本テレビ、テレビ東京)
など複数のフィールドで「ワンソース・マルチユース」で商業展開されて、成功を収めている。トランスフォーマーの世界的なメガヒットは、マルチメディアのシリーズ作品において、日本企業だけでなく日米合作で推進したことが大きな成功要因だ。
(1)西洋人の「ロボットは悪魔」という偏見を打ち破った独特の世界観
トランスフォーマーと呼ばれるロボットは、生命体で宇宙人であるが、地球の環境に溶け込むため擬態能力を持っており、さまざまな形に変形するという斬新なアイデア。
(2)「宇宙人が攻めてくる」という、ドラマチックに設定された「ストーリー」展開
トランスフォーマーと呼ばれるロボットが、正義のサイバトロンと悪のデストロンに分かれて抗争する。
(3)敵味方に分かれて登場する多彩な「キャラクター」を持った登場人物たち
日本人だけではとても思いつかないような「斬新でユニークな世界観やアイデア、多彩なキャラクターの登場人物、ドラマチックなストーリー設定」が、日米合作の制作チームによってつくられたことは、メディアコンテンツの世界展開を行う上で、「何が重要で、どうつくったらよいか」という点について、非常に貴重な経験やビジネスモデル構築のヒントを提供している。
アニメに限らず、コンテンツ作品は価格勝負の工業製品と違って、作品そのものの価値が優先される。
世界中の多様な価値観に受け入れられるには、柔軟な提携戦略や協力関係の構築が必要といえよう。


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